用語集/あ(ア)行


あ行

ア行

アース

電気の接地。グラウンド。

自動車のボディやシャシを電気回路の一部に利用するため、配線を接地させること。

家電の2線式に対して自動車は配線1本で済むこの方法を使います。

自動車は、プラスとマイナスの2極しか電極がありません。

ウインドウガラスやドア、トランクリッドの周囲に取り付けられているゴム製のシールのコト。水・ゴミ・ホコリ・音などの侵入を防止する。特にドアまわりには二重、三重のウェザーストリップを採用している車種が多くなっている。しかも、直流なので一方向にしか電気の流れがありません。

バッテリーのプラスから出てった電気は、ボディー・アースを通ってバッテリーマイナスに戻ってきます。

アーム

腕金。

腕状のもの。

例として、クランク・アーム、ロッカ・アーム、アイドラ・アームなどがあります。

アーム・レスト

座席の肘掛。

アール・エー・シー

ロイアル・オートモービル・クラブ。

イギリスの王立自動車クラブ。

アール・ピー・エム

レボリューション・パー・ミニッツの略。

1分間当たりの回転数として回転速度を表す単位。

例:アイドリングが750rpm

一分間にエンジンが750回転してると言うことになります。

アイ・アイ・エー

Integrated Ignition Assemblyの略で、日本デンソウ製のディストリビュータ、イグニッション・コイル、イグナイタ・ユニット、センタ・コードを一体構造とした点火装置。

アイアン・コア

鉄心。

発電機、電動機、点火コイル、電磁石などでコイルを巻く中心部を呼びます。

鉄心は磁束を通しやすくし、磁力を強める効果があります。

アイ・エル・シー

idle limiter capの略。

アイドル制御キャップのことで、キャブレタのアイドル・アジャスト・スクリュを勝手に調整できないようにキャップを取り付けて一定量以上回転できないようにしているキャップのことです。

アイドラ

遊び車→アイドラ・プーリ。

遊び歯車→アイドル・ギヤ。

遊びリンク→アイドラ・アーム。

アイドリング

エンジンを無負荷で500〜600rpmくらいで空転させている状態。

オートマ車では800rpm前後くらい。

無駄なアイドリングを無くして、地球温暖化を!

アイドル・アジャスティング・スクリュ

アイドリング時アイドル・ポートから流出する燃料の量を調整するねじ。

スロー調整ねじ。

アイドル・アジャスト・スクリュ

アイドリング調整用ねじ。

アウトバーン

ドイツの高速自動車道路。

アクスル

車軸。

車輪の心棒。

アクスル・シャフト

車軸。

普通、回転する軸を言います。

アクスル・シャフトはデファレンシャルからの動力を最終的には、タイヤに伝える役目をしています。

アクスル・ハウジング

車軸外管。

アクスルが収まっているケース。

アクスル・ハウジングにはデファレンシャルとアクスル・シャフトが収まっています。

アクセサリー

  • 自動車付属品。
  • アクセサリー電源(ACC)→クルマやバイクの装飾部品の電源。

アクセス・ホール

合いマークなどののぞき穴。

タイミング・ギヤとカム・ギヤのタイミングが合ってるか確かめるための穴など。

アクセル

加速器。

accelerationアクセレレーションの略。

アクチュエータ

作動させるもの。

例:アクチュエータ・モータ

何かの力で、他の部品を動かしたりするものです。

エアーの力をアクチュエーターで機械的な動きに変換するなど・・・。

アッシー

組み立て部品一式。

assemblyアセンブリの略。

アシスター

倍力装置。

例:ブレーキアシスト(ブレーキ倍力装置)。

アジャスタ

調整器。

調整装置。

アセンブリ

組み立て部品一式。

組み立て装置一式。

アタッチメント

attachment

付属品。

アッカーマン

Rudolph Ackermann

「アッカーマンかじ(舵)取り装置」を考案したイギリスのひと。

【Ackerman Steering】
クルマがコーナリングする時、同一角度で切れてしまうと、外側輪と内側輪の走行軌跡の違いから操縦性が悪くなってしまうため、前輪の内側タイヤは外側よりも大きく切れなければいけないこの条件を満たしているメカニズムが『アッカーマン方式』である。現在のクルマはほとんどがこのメカニズムを採用している。

アッカーマンとは、これを考案した人の名前。同時期にジャント−という人も同じシステムを考え出していたことから『アッカ−マン・ジャント−ステアリング』と呼ばれることもある。

圧縮

あっしゅくき〔圧縮機〕をコンプレッサ:compressorと言います。

圧縮比

圧縮割合。

ピストンが下死点にあるときのシリンダーの全容積(燃焼室と排気容積の和)と、

ピストンが上死点にあるときに残るシリンダー容積(燃焼室)との比率。

ガソリン・エンジンでは大体6〜9。

ディーゼル・エンジンでは大体15〜20位です。

アッシュ・トレー

灰皿

アッパー・コントロール・アーム

ウィッシュボーン型サスペンションなどの上部のアーム。

アッパ・サスペンション・アーム〔upper suspension arm〕。

アッパー・アームに対してロアー・アームがあります。

上下対になって構成されています。

アッパ・タンク

上部タンク。

ラジエータの上部水タンクなど。

一昔前はラジエータ自体鉄製で出来ていましたが、近年は錆による腐食に強いプラスチックとアルミニウムによって構成されています。

アッパーとロアー・タンクがプラスチック(樹脂製)で、フィン(網の部分)がアルミニウムです。

アッパ・デッド・センタ

上死点。=トップ・デッド・センタ〔top dead center〕

ピストンが上がりきったところを言います。

逆にピストンが下がりきったところを下死点と言います。

上死点から下死点までの距離をピストン・ストロークと言います。

アッパ・リミット

上限、最大寸法。

エンジン回転数の上限や、部品が動ける最大寸法など色々な場面で使われます。

アッパ・レール

上部レール。

ピストンのピストン・リングが収まる1番上の溝など。

ピストン・リングは4サイクル・エンジンでは特殊な構造を除いて大体3つ(3本)溝があります。

ピストン・リング2本とオイル・リング1本がそこに収まります。

2サイクル・エンジンではオイル・リングがないため、溝は2本です。

アディション・エィジェント

添加剤。

燃料や潤滑油の性能を改良する為に添加混合するもの。

アドバース・ウェザ・ランプ

フォグ・ランプ〔fog lamp〕のこと。

アドバンス

前進する。

早める。

アブソーバ

吸収器。

吸収するもの。

例:ショック・アブソーバ。

アフター・ドリップ

ディーゼル・エンジン噴射燃料の後垂(あとだれ)。

アフター・バーナー

排気ガス再燃焼装置。

一般には排気ガス中のCo,Hcを再燃焼させることを言う。

1度排気された排気ガスをもう一度燃焼室に送って、再度燃焼させるための装置。

これにより燃焼温度が高くなり過ぎるのを防いで、有害なNOxの増加を防いでいます。

アラーム・シグナル

警告信号。

光や音によって運転者に何かしらの警告を報告する装置。

アラーム・ランプ

警告灯。

主にスピードメーターやタコメーターの下に表示される警告灯。

アライメント

整列:車が正しく真直ぐ走れたり、フロントタイヤの切れ角が正しくきちんと曲がれる為に調整されていること。

このアライメントが狂うとまっすぐ走れなくなったり、ハンドルの切った角度よりも余計に車が曲がってしまったり、その逆だったりして安全性に支障が出ます。

アライメント・ゲージ

アライメントを測るためのゲージ。

アンカ・ピン

取り付けピン。

支えピン。

アンカレッジ

anchorage

固定物。

ささえ。

アングル・ギヤ

斜めにかみ合う歯車。

斜めに交わる2軸間に動力伝達を行なう歯車。

デファレンシャル・ギアなどで、動力をギヤによって直角に方向転換させたりするためのギヤ。

アングル・ゲージ

角度計。

アンシーリング

開封する。

シーリングの逆の意味です。

アンスプラング・ウェイト

バネ下重量のこと。

アンダー・カバー

下の覆い。

主にエンジン下の覆い。

アンダーステア

かじ取り装置の特性で、一定速度で一定半径の円運動をしている自動車が、その速度を速めたとき、運動円の半径がひとりでに大きくなっていく特性。

普通の自動車はこの特性が出るように設計してあります。

ハンドルの切れ角が少ないとカーブでアンダーステア気味になる。

少し古いFF車はこの特性がでやすくなっています。

逆にFR車ではオーバーステアが出易い特性をもっています。

アンダースラング・スプリング

バネの取り付け方式で、バネの中央付近を車両の下側に取り付ける方法。

後部バネに多い取り付け方です。

アンチロール・バー

コーナーリングのとき車体のローリング(横揺れ)を少なくするためのバー。

アンビュランス・カー

救急自動車。

アンビル

金敷(かなしき)。

マイクロメーターの基準測定面のこと。

アンフィ・カー

amphi car

水陸両用自動車。

・アリゲーター。

・アンフィビアン。

アンプリファイヤー

増幅器の総称。

例:カーオーディオのアンプがあります。

アンローダー

負荷を取り去る装置。

例:ディーゼルエンジンのデコンプ装置。

アンローデット・ウェイト

空車重量。

乾燥重量。

荷を積まないときの車両の重量。

車検証に記載されている車両重量がこれに当ります。

その隣の車両総重量は荷と人を積んだ状態での最大重量です。

  • 車両総重量=車両重量+最大積載量+乗車定員。

乗車定員1人の体重は55Kgで計算されます。

アンロック・ケーブル

カギや留め具を外すためのワイヤー。

イグニッション・サーキット

点火回路

イグニッション・タイミング

エンジンの点火時期

イグニッション・ポイント

発火点又は着火点

自発着火温度とも言います。

イナーシャ・タイプ

慣性式。

慣性を利用して作動を行わせる部品。

イナート・ガス

不活性ガスの総称。

電球に封入するアルゴン・ガスやキセノン・ガスなどを言います。

イニシャル・チャージ

バッテリーの初充電。

新品のバッテリーに電解液を入れて長時間かけて行う初めての充電のこと。

イミテーション・パーツ

模造部品。社外部品。

メーカーが公認していない部品。

インジェクション

燃料の噴射。

ディーゼル機関の燃焼室への燃料噴射のことを言います。

インジェクション・コイル

バッテリーの12ボルトを電源に、1万ボルト以上もの高圧電流を作り出す装置のコト。電線を巻いたコイルでバッテリーの12ボルト電流を1次側コイルに流しておき、それをカットした時に2次コイルに高圧電流が発生する仕組みとなっている。

インジェクション・キャブレーション

ガソリンの燃料噴射方式。

キャブレターを使わずにガソリンを直接インテーク・マニホールドやサージ・タンク内に噴射して混合気を作る方法。

インジェクション・ノズル

燃料噴射口。

穴ノズル、単孔、多孔。

インジェクション・ノズルはインジェクション・ポンプから圧送された高圧の燃料を、最適な噴霧状態にしてディーゼル・エンジンの燃焼室へ噴射するためのものです。

インジケーター

指示、または表示するもの。

指示計。表示器。

インジケーター・ダイヤグラム

エンジンの指圧線図。

インジケーターで求めたシリンダー内圧力とピストン行程との関係を示す線図。

インタークーラー

吸入空気の温度を下げる冷却器で、空冷と水冷の2タイプがある。一般的に用いられるのは空冷式で構造的にはラジエターに似た大型のもので、冷却効果の高い車体前方部に装着される。

インターナル・レジスタンス

内部抵抗。

電気回路などの途中に設けられる抵抗。

インテークマニホールド 

キャブレターとシリンダヘッドの間をつなぐ吸入分岐管のコト。1コのキャブレターから複数のシリンダーに対して、等しい混合気を送り込む働きをしているものが普通、構造は簡単でも欠かせないパーツである。

インパネシフト 

インストルメントパネルにATのセレクトレバーを設置したもの。セレクトレバーがインパネにあるため、前席の足元が広く、ドライバーは左右どちらのドアからでも自由に乗り降りできる。

ウインドウレギュレーター

ウインドウガラスを上下させるための回転ハンドル。

ウェザーストリップ

ウインドウガラスやドア、トランクリッドの周囲に取り付けられているゴム製のシール。水・ゴミ・ホコリ・音などの侵入を防止する。特にドアまわりには二重、三重のウェザーストリップを採用している車種が多くなっている。

ウェットサンプ

ごく一般のエンジンに採用されている潤滑方式。オイルパンにたまったオイルをポンプで吸い上げて各部に圧送、潤滑後のオイルはエンジン内部を落下。エンジン下部のオイルパンにオイルがためてあり、コレがオイルタンクの役目を果たしている。

ウエイストゲートバルブ

ターボの過給圧が一定値以上にならないようコントロールするバルブ。過給圧が規定値以上になると、過給圧コントローラーが作動し、排気ガスをバイパスさせてターボに入る量を少なくすることで、過給圧を制御している。

ウエストライン

ウインドウガラス下端が描くラインのコトで、その高さとカーブはサイドからの印象を大きく左右する。

ウェッジシェイプ

くさび形状。
クルマを横から見た時、フロントが低くリヤが高い矢じりのような基本形状を指す。こういったデザインを採用することにより、空気抵抗を減らすことができるため、最近のクルマはどれもウエッジシェイプを意識した基本デザインを持っている。

ウェットグリップ

雨天時のグリップ力。
小雨程度で路面が少し濡れているような状況では、タイヤのコンパウンド性能がグリップ力に関係してくる。

ウォークイン機構

2ドア車のリヤシートへの乗降性を良好にする機構のコト。助手席後方にあるペダルを踏むと助手席のシートバックが前に倒れ、前方にスライド。足元のスペースを広くして乗降をラクにする。助手席はシートバックを戻し、後方にスライドさせるだけで元の位置に戻すことができる。

ウォークスルー

足踏み式パーキングやコラムシフトを採用することにより、凹凸のないフラットなフロアを実現。そのため車内の前後左右を自由に行き来できるようになった状態のこと。

ウォーターポンプ

冷却水を循環させるためのポンプ。クランクシャフトの回転力をベルトで伝達して駆動し、ラジエターで冷やされた冷却水をエンジンに送り込んで循環させている。

運行前点検

1日の始まりにクルマを運転するにあたって義務付けられている点検のコトで、エンジン・ブレーキ・タイヤ・灯火装置・ミラー・ナンバープレートなどに異常がないかどうかをチェックする。特にタイヤや空気圧は燃費にも影響するため、要チェックポイントといえる。

運転席オートドライビングポジションシステム

運転席への乗り降りを容易にするシステム。キーを抜くか、ドアを開くとシートは後方へスライドし、ステアリングは上方に移動。広い足元スペースを作り出し、ドライバーが、ゆとりを持って降りられる。逆に乗るときにはシートとステアリングは元の位置に自動的にセットされる。ドライビングポジィションはメモリーで2名分記憶可能。

エアアウトレット

空気出口のこと。

ターボ車などでボンネット後端付近にあるのがアウトレットで、ココから空気を抜くことで、フロントからの空気の流れをスムーズにし、冷却性能を高めている。

エアインテーク

空気取り入れ口のことで、フロントスポイラーに設けられたエンジン冷却用、ブレーキ冷却用のものがその代表である。

エアクリーナー

エンジンに吸入される空気のゴミやホコリを取るフィルター。
丸型・角型・小判型など色々なタイプのモノがある。内部には紙あるいは合成繊維製のフィルター(エレメント)が入っていることから『エアーエレメント』とも呼ばれている

エアサスペンション

空気をスプリングの代わりに使用したサスペンションのこと。

エアピュリファイア

空気清浄器。
リヤトレイにキレイに埋め込まれたものや後ろから装着するタイプなどがある。

エアフローメーター

エアクリーナー直後に設けてある吸入空気量測定器のこと。

エアミックスヒーター

ヒーターコアを通過して暖められた風(温風)と通過しない空気をミックスして、適温に調節できる構造のヒーターのこと。すばやく温度が変えられ、エンジン回転の変動による温度変化は少ないという特徴がある。

エアロダイナミクス

空気力学のこと。
自動車においては、ボディ全体あるいは各部のデザイン処理により、空気抵抗を減少させる対策のことを指している。

エキゾーストエンド

車体後端部から突き出しているマフラーの出口パイプのこと。

エキゾーストパイプ

排気系に用いられているパイプのことで、エキゾーストマニホールドと触媒の間、触媒とマフラー、マフラー以降の排気を導くパイプを総称して呼んでいる。

エキゾーストマニホールド

排気集合管のこと。
シリンダーヘッドの排気ポートから出てくる排気ガスを集合させる管で、インテークマニホールド同様に、比較的シンプルな構造となっている。

エクセーヌシート

人口スエード皮革、エクセーヌ張りのシートのこと。雨などにも強くスエードのような感触・風合いを持っている。

  • 『エクセーヌ』とは東レ(株)の商品名。

エステートワゴン

乗用車をベースにリヤのトランクにあたる部分を荷室構造として、居住空間と一体構造にしているもの。居住空間と荷室の区別が不明確だが、それだけに乗員数と積載荷物によって融通性に富んだ使い分けができる。

エンジンブレーキ

減速する時、アクセルを全閉にしてエンジン回転を落とし、エンジン内の抵抗によりブレーキ力を得るコト、またはそのテクニックをいう。

エンスト

エンジンに外部(主に駆動系)から大きな力がかかり、エンジンが停止してしまうこと。マニュアルミッション車で高いギヤで発進や坂道を登ろうとした時などに発生しやすい。

オイル

油脂類のこと。車に使用されるオイルには、エンジンオイルやミッション・デフオイルなど潤滑系のものや、ブレーキ・クラッチオイル(フルードと呼ぶ)など油圧系のものなどがある。粘度や耐熱性などで様々な規格があり、車によって使用するオイルも異なってくるのが一般的。

オイル上がり

ピストンリングとピストンやシリンダー間の隙間を通ってエンジンオイルが燃焼室に入り込む現象のこと。正常なエンジンでもわずかのオイル上がりは発生しているが、磨耗が進んだピストンリングなどでは大量のオイル漏れが発生してエンジンの事故に繋がることもある。エンジンオイルが減少する原因の60%がオイル上がりだといわれている。

オイル規格

エンジンオイルの性能表示には、一般的にFIA(国際自動車連盟)の規格が使われており、「5W-40 SH」とか「10W-50 SJ」と表示されている。
この場合の「5W」や「10W」はオイルの低温時の性能表示で、「W」の前の数値が小さいほど低温でも潤滑性能が高いことを示している。
「-40」や「-50」の数字は高温時の性能表示で、この数値が大きいほどオイルの耐熱性は高いことになる。最後の「SH」や「SJ」はオイルの精度を表す記号で、SのあとのHやJのアルファベットが先に進むほど精度が高い事になるが、数値の表示ではないので感覚的には理解し辛い。

最近は「SJ」クラスが主流である。

高性能エンジンは、一般のエンジンに比べ高回転まで回す機会が多い。特にサーキット走行などをする場合は、低温時の性能を多少犠牲にしても耐熱性の高いエンジンオイルの選択が必要になる。

オイルクーラー

エンジンオイルを冷却する装置。オイルは高回転、高負荷の連続運転をすると、その温度が上がり過ぎることがある。過熱したオイルは潤滑効果が極端に劣化し変質することもあるので、オイルクーラーで強制的に冷却する。

オイル下がり

インテークバルブやエキゾーストバルブはエンジンオイルで潤滑されているが、バルブの開閉に伴いバルブについている棒(バルブステム)とこれを保持する筒(バルブステムガイド)の隙間から、ポートや燃焼室にオイルが漏れる現象。エンジンオイル減少の30%はこのオイル下がりによるものといわれている。

オイルシール

エンジンオイルなどが漏れるのを防止する方法のこと。ヘッドガスケットもオイルシールに役立っており、その他パッキン、Oリング、液体シール剤などが使われている。

オイルフィルター

エンジンオイルは繰り返し潤滑に使うので、金属の摩耗した粉末や吸気と共に入って来る外部からの異物が混入する。それをそのまま使用していると、潤滑効果が弱まるだけでなくオイルも早く劣化するので、潤滑の途中にオイルを浄化する装置を取り付ける。これがオイルフィルターで、フィルター内のエレメントを通過する際に混入した異物を取り除く。

オイルフィルターの交換は、オイル交換の度に行うのが良いが、少なくともオイル交換2回に1回は交換したい。また、フラッシングをしたり、オイルの種類を変えた時もフィルター交換をするのが望ましい。

オーバーステア

車がコーナリングをする時の現象で、ドライバーの意図した目標ラインより外側にふくらむ傾向がアンダーステア、内側に回り込む傾向がオーバーステアである。通常の車は弱いアンダーステアに設定されていることが多いが、これは直進性を安定させるためである

オーバードライブ/OD

トランスミッションの減速比が1:1より小さくなっているギヤレシオのこと。MT車ではオーバートップともいう。通常トップギヤの減速比は1:1に設定されていることが多いが、それよりもオーバーになっているのでこう呼ばれている。
高速走行時の省燃費と静粛性のために設定されている。AT車の場合はこの ODをシフトレバーのスイッチでON/OFFできるようになっているのが一般的であるが、これはスポーティー走行をしたい場合や、下り坂でエンジンブレーキを使用したい場合にODをOFFにするためのスイッチである。

オーバーホール

分解修理のこと。車関係では古くなったエンジンやクラッチ、サスペンションなどの分解修理に対して使用することが多い。エンジンのオーバーホールの場合だと、本体を車から降ろして分解し、古くなった部品を交換するだけでなくシリンダーのボーリングやポート・燃焼室の研磨などを行い、新品に近い状態に仕上げていくことをオーバーホールという。

オフセット

ホイールがタイヤの中心からどれだけ片寄せ(オフセット)して車(ハブ)に取り付けられているかを示す数値で、リム(タイヤ)の中心とディスクのハブへの取り付け面との間の距離をmmで表示する。ハブ面がリムの中心より外側の場合は+、内側の場合は−で表示される。






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